サポーターのあるべき姿とは?常に全力で応援!全力さんインタビュー

サポーターのあるべき姿とは?常に全力で応援!全力さんインタビュー

12月某日、サッカーを全力で応援する全力さんにインタビュー。 東京ヴェルディ、日テレベレーザ、日本代表を全力で応援する理由と サポーターのあるべき姿に迫る


サポーターのあるべき姿とは?

全力さんご本人から提供

編集部:本日はよろしくお願い致します。

全力さん:よろしくお願い致します。

編集部:まずは、サッカーを最初に観戦された時のことについて聞かせてください。

全力さん:初めてサッカー観戦をしたのは2003年の国立競技場での日本代表戦でした。

編集部:今から約15年前ですね。その時は今のようにゴール裏で応援されていたのですか?

全力さん:端っこのほうで応援ではなく、観戦といった感じでした。

編集部:全力さんと言えば、東京ヴェルディのサポーターとしてとても有名ですよね。ヴェルディの
試合を見始めたのはいつ頃でしょうか?

全力さん:ヴェルディの試合は2007年のプレシーズンマッチのFC東京との東京ダービーで見ました。今から約11年前のことですね。無料だったので行ってみました。

編集部:その時はどのような感じで観戦していたのでしょうか?

全力さん:その時はヴェルディ側の席が空いていたのでヴェルディのほうに座りました。その時のヴェルディの応援が印象に残って、その後も足を運ぶようになりました。

編集部:なるほど。ちなみにですが、全力さんはサッカーのプレイヤーとしての経験はあるのでしょうか?

全力さん:全くありません。年に1回程度、サポーター仲間とフットサルをやる程度ですね。

編集部:では、サッカーはプレイするよりも応援するタイプなんですね。

全力さん:そうですね。ヴェルディの応援は2009年くらいから本格的にするようになりました。
今では、ヴェルディ、ベレーザ、日本代表、それと東京都社会人サッカーリーグの青梅FCという
クラブも応援しています。

編集部:アマチュアのカテゴリーの応援もされているのですね。たしか、ヴェルディの下部組織も
応援されていますよね?

全力さん:はい。下部組織も応援しています。

編集部:下部組織の試合は応援する人は多くないと思うのですが、それでも応援する理由はなぜ
でしょうか?

全力さん:私にとって、カテゴリーは関係ないんです。代表、J1~J3、JFL、地域リーグ、都リーグ
やなでしこリーグなど全部がサッカーなんです。だからヴェルディの下部組織の試合にも東京都リーグにも足を運びます。

編集部:なるほど。全力さんにとって、サポーターとは何だと思いますか?

全力さん:サポーターは12番目の選手と言われるようにクラブの一員だと思っています。


編集部:Jリーグではよく、ファン・サポーターと言われますが、ファンとの違いは何でしょうか?

全力さん:ファンは好きな人で英語で言うと「like」サポーターは「support」ですね。

編集部:尊敬するサポーターの方はいますか?

全力さん:マリノスのサポーターで、代表戦ではトラメガを持っている”とある方“ですね。何がすごいかって、スイッチの入れ方がすごいんです。決起集会の時とかもすごいと思います。

編集部:なるほど。ヴェルディの試合はほぼ全試合、代表の試合も関東圏は行かれていますよね。
お金や時間もかかり、普通はそこまでできないと思うのですが、そこまでして応援するのはなぜ
なんでしょうか?

全力さん:ヴェルディや日本代表の応援は私にとってはなくてはいけないもので、完全に習慣に
なっているからです。ないと逆に変な感じがします。

編集部:生活の一部みたいなものなのですね。全力さんは、その名の通り、とにかく全力で応援することで、知られていて、時には過呼吸になったり、手を痛めたりするようですね。

全力さん:そうですね。何度か経験ありますね。

編集部:選手からも心配されることが、あるようですが、そこまでできるのはなぜなんでしょうか?

全力さん:とにかくクラブや代表が好きで、力になりたいからです。

編集部:では、全力で応援する為に心がけていることや実践していることがあれば教えてください。

全力さん:声を出せるようにしたり、体が動きやすくなるようコンディションを整えています。試合の数時間前からは固形物は食べないなど、食べ物にも気を使っていますね。

編集部:まるで選手のようですね。そこまで出来るのは尊敬です!では、サポーターのあるべき姿や理想を教えて頂けますか?

全力さん:ヤジを飛ばしたりせずに、選手を鼓舞したり、拍手できることですかね。じっと見守って心の中でクラブの勝利を祈るのも立派な応援であり、サポートだと思います。そして、サッカーに
キーパーやフォワードがあるように、サポーターは1個のポジションだとも思います。

編集部:選手が試合後のインタビューなどで「サポーターのおかげで勝利できた」と口にしていますが、実際にそのように「クラブの勝利に貢献できた」と感じることはありますか?

全力さん:ありますね。これは本気でサポートしていないと感じられない部分もあるかと思いますが、「この試合はサポーターが勝たせた」と思う試合はあります。

編集部:数年前から日本代表戦やアウェイの試合会場で多くの人に声をかけられているかと思いますがそれについてはどのように感じていますか?

全力さん:声をかけてもらえるのはうれしいです。ただ、サインや写真撮影を求められると「自分で良いのかな」とは思いますね。

全力さんが語るヴェルディの魅力

全力さんご本人より提供

編集部:では、全力さんが全力で応援している東京ヴェルディの魅力を教えてください。

全力さん:選手との距離が近いことや、アットホームなことですね。女性や子どもが安心してスタジアムにこれる環境作りに力を入れています。そして、応援の雰囲気が良いことも魅力だと思います。
また、大都市のクラブであることも魅力だと思います。

編集部:女性や子どもが安心してスタジアムに足を運べるよう、具体的にどのような活動をしているか教えてください。

全力さん:サポーター体験ゾーンというものがあります。自主的に応援してくれる人がもっと増えたらいいですね。

編集部:なるほど。よく、Jリーグでも成績が悪いと、試合後に選手バスを囲んだり、「社長と出せ」と抗議することがあるかと思いますが、これらについてはどう感じますか?

全力さん:サポーターはあくまで、クラブをサポートするためにいると思うので、クラブに迷惑を
かける行為は良くないと思います。

編集部:ヴェルディでは、選手バスを囲んだり、サポーターがクラブに抗議することはないのでしょうか?

全力さん:ヴェルディではほとんどそういったことはありませんね。クラブに迷惑をかけないように
気を遣っています。迷惑をかけない範囲で全力で応援、サポートするバランスが難しいですね。

編集部:ヴェルディでは『vers』というサポーターが新体制発表会に参加できたり、選手登録できたりする取り組みを行っていますが、この取り組みについてはどう感じているでしょうか?

全力さん:取り組み自体は良いことだと思います。ただ、30万円弱のお金がかかることと、あくまでサポーターということを考えると私自身が『vers』に入りたいかと言われると少し違いますね。

編集部:では、ヴェルディに行って欲しいイベントなどはありますか?

全力さん:スポンサーが喜ぶようなイベントはもっとやってほしいですね。クラブは選手、スタッフ、スポンサー、サポーター、他にも地域や自治体など様々な利害関係があって成り立っているものだと思います。だからもっと色んなイベントを行って欲しいですね。

昇格プレーオフについて思うこと、そして今後の夢や目標とは

取材時に撮影

編集部:J1参入プレーオフのルールについては正直どう思われましたか?

全力さん:ルールについてどうこうというのはないです。ですがサポーターのことを考えると、試合の開催場所についてはもう少しどうにかならないかなというのはあります。最終節が終わるまで、J1のどこのチームがプレーオフに参加するかが分かっていませんでしたよね。そうなるとなかなか動けません。実際、今シーズン(2018年)も名古屋や、鳥栖まで行くことになる可能性もあったわけです。中立地開催であればそういうことは起きないとは思うんですけどね。


編集部:専用スタジアムを作ろうという構想が多くのJクラブで出てきています。ヴェルディは現在、FC東京と味の素スタジアムを併用していますが、新スタジアムを作ってほしいと思ったことや理想のスタジアム像はありますか?

全力さん:新スタジアムが作られるとしたら、屋根があって声が反響する、サッカー専用のスタジアムがいいです。ジェフ千葉のホームである、フクダ電子アリーナはいいスタジアムと思います。やはりアウェイに観戦に行くと専用スタジアムをもっているクラブには魅力を感じますね。ただ正直味スタのままでもいいという考えもあるんです。愛着がありますから。

編集部:今後の夢や目標についても教えてください。

全力さん:目標は周りの一般層をリピーターにしたいです。「ファン」の立場から「サポーター」の立場に変えたいと思っています。そして、味スタのゴール裏をヴェルディサポーターで埋めたいです。その上で、クラブがJ1に昇格してほしいと思います。

編集部:では、ヴェルディがJ1に昇格するために必要なことは何だと思いますか?

全力さん:まずは、選手1人の1人のレベルアップが必要だと思います。ただ、そのレベルアップを
選手個人に任せるのではなく、サポーターがスタジアムの雰囲気をより一層戦いやすいように作り上げて一緒に成長していく必要があると思います。

編集部:では最後に、もっと書いてほしい記事やメディアに求めることを教えてください。

全力さん:そうですね。もっと一般のサポーターの考えなどクラブの選手や試合以外の部分についての記事が出てきて欲しいと思います。

編集部:本日はお忙しい中ありがとうございました。

全力さん:ありがとうございました。

取材後記

今回、全力さんに取材をして感じたのは、サポーターもクラブの一員であること。そして、選手のような意識で試合に臨んでいるサポーターがいるということ。サッカーはサポーターにとって生活の一部であり必要な不可欠なものであることを強く感じた。

そして、「サポーターが勝たせた」と思えるような試合があること、クラブの勝利や選手の喜ぶ姿を見ることがサポーターのモチベーションに繋がっているのだろう。

今後、各クラブに全力さんのようなサポーターが出てきてくると、サポーター同士の応援も今よりもっと熱いものとなるだろう。

味の素スタジアムで一度、ヴェルディの試合を観戦することをオススメしたい。

このまとめのライター

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