小さな巨人たち:「身長178cm以下」ベストイレブンがこれだ!

小さな巨人たち:「身長178cm以下」ベストイレブンがこれだ!

英大手サッカーデータサイト「Squawka」が、身長178cm以下の選手たちで独自にベストイレブンを選出。このチーム、強い。ここにいつか、日本人の選手が名を連ねる日が来ることを願ってやみません。


サイズを克服した選手たち

不屈の精神を持った小柄な勝者がヨーロッパで今、体の大きさが必ずしも問題にはならないことを示している。

エンゴロ・カンテは中盤からプレミアリーグを席巻している。フィリップ・ラームは試合を読むことに関してはまるで巨人だ。フランスでは、今季抜けたズラタン・イブラヒモビッチより30センチも小さなマルコ・ヴェラッティが、パリ・サンジェルマンの心臓としてそびえたつ。

バイエルン・ミュンヘンのゲームメーカー、ティアゴ・アルカンタラは先日のCLファーストレグで2ゴールを挙げて5-1の勝利に貢献し、アーセナルを打ちのめした。170センチにも満たないその体は、まるで巨大トラックであるかのように見えた。

ヨーロッパの成人男性の平均身長が現在約178センチということを踏まえて、これ以下の身長であっても全く引けを取らない能力を持ったベストイレブンを選出した。

空中戦には弱いが、ボールを扱う技術、タレントの多さ、重心が低くボールを取られにくいということを考えれば、このチームはどんな相手にも立ちはだかることができるはずだ。

GK:セルヒオ・アルバレス・コンデ(178cm, セルタ・ヴィゴ)

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欧州5大リーグのレギュラーGKの中で最も小さい。ここまでラ・リーガ22試合中14試合に出場し、セーブの数は1試合あたり2.23個、失点あたりのセーブ数は1.26個だ。

身長はヨーロッパの成人男性と変わらないが、「キーパー」となれば話は別だ。小さいと言われるダビド・オスピナやビクトール・バルデスでさえ180センチはあり、他の名のある選手は皆それよりはるかに高い。GKは高身長派の人たちが、未だにイケル・カシージャスが183センチ「しか」ないことに驚かされるほどなのだから。

RB:フィリップ・ラーム(170cm, バイエルン)

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ペップ・グアルディオラをして今までコーチした中で最も賢い選手と言わしめ、ドイツでは親しみを込めて「魔法使いのドワーフ」と呼ばれるのがラームだ。

ゲームを読むことにかけては彼の右に出るものはいない。優れたポジショニング、球際の強さ、無尽蔵のスタミナと体の強さが生むハードワーク。2013年のバイエルンでドイツ史上初のトレブルを達成、翌年にはW杯をも手にしたサイドバックは、今季で引退することをすでに表明している。史上最高のユーティリティプレーヤーの一人として、永遠に記憶されるだろう。

両サイドバックとしてもワールドクラス、ペップ時代のバイエルンでは中盤の各ポジションのスペシャリストたちを差し置いて起用されることもあった。

CB:ハビエル・マスチェラーノ(174cm, バルセロナ)

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彼も基準とは多少違うかもしれないが、バルセロナの守備陣の中では高さの部分をジェラール・ピケに大きく頼っている。このアルゼンチン人はバルセロナでセンターバック、代表では守備的MFを務めている。

今回のイレブンの中では大きい方かもしれないが、キーパーのセルヒオ同様、マスチェラーノのポジションを務める選手たちの中では平均よりもはるかに小さい。この小さなチームにとってポゼッションが、ボールを浮かさないことがどれほど重要かを考えれば、彼のバルセロナのディフェンダーという経験は非常に役に立つはずだ。

CB:ギャリー・メデル(171cm, インテル)

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その強さとサイズから「ピットブル(闘犬)」の二つ名で呼ばれるこのチリ人も、マスチェラーノ同様2つのポジションをこなす。ただ彼の場合はインテルの中盤、そして代表のセンターバックだ。

メデルもパートナーには長身選手を好むが、ボール奪取とボールキープの技術は高い。かつてセビージャやカーディフでも活躍した彼の貪欲なタックルと積極性にかかれば、この29歳を打ち負かせると思い込んだアタッカーなどひとひねりだろう。

LB:ジョルディ・アルバ(170cm, バルセロナ)

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レアル・マドリーのウィングバック、マルセロがこのイレブンに入るには若干背が高い。となれば、彼よりも数センチ小さいバルセロナの左サイドバック、アルバを挙げれば基準もクリアで納得してもらえるだろう。3度のラ・リーガ王者、2015年のトレブル、そしてまだバレンシアにいたころの2012年ユーロで優勝したスペイン代表メンバー。アルバは選ばれるに値するクオリティだ。

守備的MF:エンゴロ・カンテ(169cm, チェルシー)

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誰も予想だにしなかったレスターの2016年プレミア制覇の原動力となった一人のダイナモは、コンテのチェルシーをリーグ首位に押し上げ、その守備と推進力で3-4-2-1のシステムを機能させている。カンテは今、あらゆるプレーヤー・オブ・ザ・シーズンの賞にノミネートされそうな勢いだ。

カンテは2014年にイングランドに来て以来タックルとインターセプトでリーグトップ、どんなサイズの選手も侮れない強敵だ。今季初めチェルシーに4-0で敗れたユナイテッドの身長190センチ、フランス代表ではチームメイトのポール・ポグバに聞いてみれば、どういうことかわかるだろう。

MF:マルコ・ヴェラッティ(165cm, パリ・サンジェルマン)

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ウナイ・エメリのPSGにおける中盤の頭脳として、ホームでバルセロナを圧倒した試合でショーを牽引。ルイス・エンリケのチームをバラバラにし、たった90分で1回戦の決着を着けてしまった。一対一であまりに強く、ボールも奪えない、イニエスタとその仲間たちが出し抜こうとするには彼はあまりに賢すぎ、全てが「見えすぎていた」。

ヴェラッティは足下の技術が高く、ボール奪取能力も高い。必要とあれば獰猛なファイターになることもできる。不屈で、タフで、技術も高い。彼は今や、何年に一度かのヨーロッパで最も完成された中盤の選手の座を受け継ぐ立場にいる。そしてすでに、彼にふさわしいその座を手に入れるためのステップを確実に上っている。

MF:ティアゴ・アルカンタラ(172cm, バイエルン)

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同じ中盤で隣や後ろに構える選手に比べると大きいティアゴは、ボールを持って良し、守って良しの小柄なスター選手だ。バイエルンと対戦するチームにとって、今季はあまりに手強い技術を持っていることを証明している。
ブンデスでタイトル争いをしているライプツィヒ戦、2ゴールを挙げて5-1でアーセナルを粉砕したCLラウンド16の両方で、ティアゴは中盤で脈打つ心臓となっていた。

ライプツィヒをつまずかせた3-0の勝利では、先制点を決めて中盤から試合をコントロールした。バルセロナのカンテラ出身で、かつてはシャビとロナウジーニョー正反対に思えるおかしな才能の組み合わせーを掛け合わせたようだ、とも言われた。

しかし、ポゼッションが上手く、ピッチを縦横無尽に動き回り、一対一では持ち前のスキルとトリッキーなドリブルで立ち向かうこのイタリア生まれのスペイン代表を見ていると、彼の身長はむしろアドバンテージであることは明白だ。そしてそのプレースタイルを考えればブラジル代表でもプレーできたはずだろう。

RW:リオネル・メッシ(170cm, バルセロナ)

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他に誰がいるだろうか?ファンの間では、現在の世界最高の選手であるだけでなく、サッカー史上最高の選手とも言われるメッシ。彼が小さいときから成長ホルモン剤による治療を受けなければならなかったことは有名だ。そのおかげで、メッシは現代のフットボールで成功できるだけの体の大きさを得られている。
170センチと小柄なトッププレーヤーであるメッシが寄せてくる相手を恐れることなく抜き去っていける謎を解く重要な鍵は、そのがっしりとした体つきである。
彼の素晴らしいゴールの数々のうち、ほとんどがディフェンダーを3人、4人、あるいはもっと抜き去ったあとに決まっている。これは、メッシの技術的、身体的な特質が互いを完璧に補い合っているからこそなのだ。

LW:ロレンツォ・インシーニェ(163cm, ナポリ)

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今回のイレブンで最も小さいナポリのプレーメーカー、インシーニェはベルナベウで行われたレアル・マドリーとのラウンド16ファーストレグで先制点となる素晴らしいゴールを決めて見出しを賑わせた。

そのプレースタイルやドリブルのスキルから、いい状態のときのインシーニェはクラブのレジェンドであるマラドーナを思い起こさせる。今季はここまでセリエAで24試合出場、14ゴールに絡んでいる。

ST:アレクシス・サンチェス(169cm, アーセナル)

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今季アーセン・ヴェンゲルは、背が高く俊敏性に欠けるオリヴィエ・ジルーに代わってエネルギッシュなチリ人フォワードにワントップを託し、ガナーズの流動的でなめらかな攻撃陣の動きを引っ張っている。

ファイナルサードで貪欲な姿を見せる彼は、限界まで、いや限界を超えて働く。バルセロナ時代には、怪我をしたままプレーを続けようとしてペップを怒らせたこともある。

また、軽い怪我明けで休んでおくようにとフィジオに言われていたにもかかわらず、脚に重りをくくりつけて階段を走っていたところをコーチ陣に見つかったりもした。サンチェスはピッチの中でも外でも、止まっていられない男なのだ。

控え選手

GK:ニック・リマンド(178cm, レアル・ソルトレーク)

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セルヒオよりも1センチだけ小さいこの選手は、現在世界の1部リーグでプレーする最も身長の低いGKの一人である。

MF:セバスティアン・ジョビンコ(162cm, トロントFC)

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小さな体でゲームを変えてしまうほどのインパクトを与えるという特徴から、「アトミック・アント(原子アリ)」の異名で知られる。このイタリア人は2015年に大西洋を渡ってユヴェントスからトロントFCに移籍し、MLSを賑わせている選手の一人となっている。

MF:サンティ・カソルラ(168cm, アーセナル)

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今も、誰よりもアーセナルをアーセナルたらしめているこのスペイン人は、ビジャレアルで攻撃的な選手として輝きを放ったが、現在はガナーズでより深い位置での役割を担っている。両利き、推進力、そして相手を切り裂くパスはヴェンゲルのチームにとって代えの利かないものであるとこれまでの結果が証明している。彼が定期的な炎症を起こしてベンチに下がるようなことがあると、ノースロンドンのクラブのチームとしての怖さも、機能性も半減してしまう。

RW:ジェルダン・シャキリ(169cm, ストーク・シティ)

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このスイス人ウィンガーには、多くのニックネームがある。「アルプスのメッシ」から「パワーキューブ」まで…。これらは皆、彼の小さくてがっしりとした力強い体つきからくるものだ。ストーク・シティで最も安定した選手というわけではないが、乗っているときには非常に質の高い、かつてインテルやバイエルンでプレーしていた頃の瞬間を引き出すことができる。

LW:ペドロ(167cm, チェルシー)

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コンテの3番目のアタッカーで元バルセロナのウィンガーは、究極のシステムプレーヤーだとしばしば言われる。カタルーニャの地では、ラ・リーガタイトル5回、チャンピオンズリーグ3回、コパ・デル・レイ3回、クラブ・ワールドカップ2回、その他あらゆるトロフィーをトロフィー手にした。

CF:ドリース・メルテンス(169cm, ナポリ)

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ワイドでも中央でも働けるリーサルスコアラーのベルギー人で、イグアインが夏にユヴェントスへと抜けた穴を埋めるために獲得したミリクが怪我でいない間、しっかりとその穴を埋めている。メルテンスは偽9番としてプレーすることが多いが、このベンチの顔ぶれではもはやターゲットマンだ。

MF:マテュー・ヴァルビュエナ(167cm, オリンピック・リヨン)

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ヴァルビュエナがトップレベルでのキャリアを切り開くことができたのは、ドリブルの巧さ、速さがあってこそだ。そうでなければ、屈強な選手たちに打ち負かされていたかもしれない。身長こそ足りないが、彼のその冷静さ、バランス、ボールタッチ、そして素晴らしいパスセンスはそれを補って余りあるほどだ。

Pint-sized wonders: A combined XI of the best short players in world football

http://www.squawka.com/news/pint-sized-wonders-a-combined-xi-of-the-best-short-players-in-world-football/906357

本記事は、英サッカーデータサイト『Squawka.com』の記事、"Pint-sized wonders: A combined XI of the best short players in world football"の翻訳記事です。

このまとめのライター

みなさんはじめまして。神の山です。好きなチームはアーセナルとモンテディオ山形です。よろしくお願いいたします。

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